Windows XP Modeは、Windows Virtual PCなどの仮想化テクノロジを使用して、Windows 7での仮想Windows XP環境を実現し、Windows XP用アプリケーションを直接、Windows 7にインストールして実行できます。

Windows XP Modeは、Windows 7 Professional、Windows 7 UltimateおよびWindows 7 Enterpriseで利用できます。
ただし、Windows XP Modeを使用するために、Intel Virtualization Technologyの機能が必要です。

■Windows XP Modeのメリットとデメリット

メリット	デメリット
・Windows 7と同時に使用できます。 ・OSのインストール作業が不要です。 　Windows XPをインストールしドライバを当てていく作業や 　OS追加の費用が不要です。 ・64bit環境で動作しないアプリケーションや周辺機器 　（USBのみ）がXPモードで動作する可能性があります。 ・外部ディスプレイを接続して拡張デスクトップを使用すれば、 　片方でWindows 7、もう片方でXPモードといった使い方も 　できます。 ・通常のインターネットは、Windows 7のIE8で、IE6にしか 　対応していない社内アプリをXPモードのIE6で使用といった 　使い方もできます。 ・環境を丸ごとバックアップできます。	・アプリケーションによってはXPモードで動作しない 　（インストールできない）ものがあります。 ・USB以外の周辺機器が使用できません。 ・市販のセキュリティソフト等は、Windows 7用とXPモード用の 　2つのアカウントが必要になります。 ・XPモードはWindows 7からはリモートマシンに見えます。 　このため他のパソコンに対してリモートアクセスできません。 　（XPモード実行中のみです） ・XPモード上ではマルチスレッドが無効です。 　（コアは1つしか見えません） ・XPモード実行中は、Windows 7の動作が若干遅くなる場合が 　あります。

Windows XP Mode（XPモード）の使用方法については、下記の関連FAQをご参照ください。


【補足情報】
Windows Virtual PCとは
Windows Virtual PCは、Windows 7用の最新のMicrosoft仮想化テクノロジです。
Windows XP Modeの実行時エンジンであり、Windows 7での仮想Windows環境を実現します。
Windows Virtual PCがあれば、Windows XP ModeのアプリケーションをWindows 7ベースのPCから表示およびアクセスできます。